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ヒロさんの初級音楽教室 (平均律の功>罪) 

再び平均律のお話でごす。

あらためて繰り返しますが、平均律はオクターブの中の音と音の間隔を等しくさせてある、言い換えればきれいにハモる関係(純正律)を少しずつずらしている、という音律であります。
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古代、シンプルな楽器しかなかった時代には平均律は存在のしようもなく、バッハやモーツアルト、ベートーベンの時代まではすべからく純正律で作曲されていたようであります。
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純正律は一弦一打、ハープやピアノなど、それぞれ純正関係(整数倍周波数)の音程が確保される楽器でないと表現できませんだす。
(バイオリンやチェロなど、フレットで音程が固定されていない弦楽器も可能です。コーラスも一人一音しか担当できないので向いてます。)
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また、音と音との周波数関係が必ず整数で割り切れる位置に無ければならないので、ハープやピアノの調弦がその調によって固定されるでごす。
Cメジャーの「イマジン」を途中でFメジャーに転調しようとしても、1台のピアノでは不可能です。転調・移調しようとしたらその数だけピアノが必要となるのでごす。

ですから、ギターのように6弦で3~4オクターブを表現できる、またそれぞれの弦で1オクターブ以上を表現できるということは、それぞれの音と音との間で必ず割り切れる関係をつくる、なんてことは不可能ということなんでごす。

功罪の功
1 平均律はそれまで宮廷音楽でしか用途がなかったピアノ(チェンバロ)を広く普及するのに貢献したのだと思うでごす。
平均律に調律すれば1台のピアノであらゆる音楽に対応できるため、平均律の普及は庶民にとっても音楽を身近にする大革命であったと思うでごす。
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2 割り切れないところが妙。バリのガムラン音楽ではわざと微妙にピッチをずらして、それらしい響きを醸しだすらしいでごす。ビッグバンドでも僅かなズレが厚みとなっているのであります。
また、熟練のピアノ調律師ですと、弾き手の音楽スタイルに合わせ、そのズレが味となるよう平均化するようでごす。(12等分ではないかもしれんだすが)
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3 シンプルな和音ほどウネリが明確になるでごすが、それが複雑な和音ですと厚みや広がりを感じることになるでごす。
ジャズなんかですと、4声、5声の和音が当たり前であり、それが純正和音でないからこそカッコいいなんてこともあるだす。
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4 なんといってもギターが参加できる!
ワタクシはギター小僧ですので、純正律のアンサンブルには参加できないのであります。
平均律は誰でも参加できるカジュアルな音律なのであります。
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功罪の罪
純正でないこと=透明度100パーセントの美しさがないこと。(海は碧いからきれいなんだけど)。

もうちょっとシリーズは続くかも~♪
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